幸せな人生が広がれば、悲しい事件はなくなるよ

本当に愛があるなら、
あの人は何が好きだろうかとか、今何を考えてるんだろうとか、思っているものなんじゃないかな。

患者さんのおじいちゃんが呟いた言葉です。

老人ホームや施設に働きにいくと、いやでも現実が見えてきます。
老老介護の果てでは仕方のないことかもしれせんが、レスパイト入院もあったりするわけで、お見舞いもほとんど皆無です。

お子さんは?
と聞くと、
もうすぐ孫が産まれるんだ。その子が僕の代わりなんだよ。
って、確かにたくさんご病気を抱えておられて鬱状態になっていると思うのですが、
何か人間としての悲しい部分を見た気がしました。

循環器時代の葛藤

私は看護師免許を取得してから、循環器内科に3年半勤めていました。
99歳になってペースメーカーを入れるというご家族、
入院してからお見舞いにこない家族、
急変や何かあったときだけ、彼らはいらっしゃいました。

私が看護師になって成人に勤めたいと思った理由は一つ。

最期を笑顔で終わらせてあげられるようになりたい。

そう思っていたのですが、やはり家族には勝てません。私たちはどこまでも病院の医療者です。
せめて何か毎日1回でも笑ってくだされることがあれば。
そう思っていたのですが、さすがに認知症の進行や合併症の併発、なんだか高齢化社会がよくわからなくなってもきました。

もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんには長生きしていてほしい。ですけど、だったらもっと家族も積極的に退院に向けるべきではないのかな。

一方、虐待件数の増加、残忍さや悲しい事件の増加

医療は確かに進みました。
高齢化にどんどんなれますし、難病も救うことができます。
しかし、虐待や子供に関してはどうでしょうか。
親を見て育つ子供に、あなたが変わりなさいと言うのは難しい話です。
しかし今の大人にモラルが欠けています。

パチンコをして車に子供を置き去りにした虐待事件
自分の親のお見舞いにすら行かない現代
生活保護を貰いながら優雅に暮らす家族
何かイライラしたら人を殺すし、
ネットでの炎上や批判、中傷は当たり前。

倫理道徳を今の大人に100%理解してもらおうとは思いません。
頭が固くなっているだろうし、それはついてきてくれる人だけで構わないと思っています。
しかし、少しでも一人一人が倫理をもてば、、、いつしか将来的にもっとマシな大人ができてくるのではないでしょうか。

「人生を全うするということ、それは愛するということ」

自分ではありません。人をです。
愛すること。そこに際限はありません。

愛だのなんだの言うと宗教チックですが、それ以外に思い当たる言葉がないんですよね。
思いやり、、もそうだけどちょっと生ぬるい感じがする。
何でも許すというのはまた違うことだし、難しいのかもしれない。

ただ、自分の子供を世界で一番に愛してあげればいいのです。
あなたの帰る場所はここだよと。いつでも守っているよという安心感。
その安心感にいる中で、人は倫理からは決して外れないでしょう。

時間はかかるけど、今からゆっくりじっくり、様々な家族に会って、子供を、家族を愛することを広めて行きたい。

そう願った夜勤でした。

☆本日のスケジュール☆
10:00夜勤から帰宅
11:00〜参議院議員選挙投票
14:30〜仮眠
17:30〜夜勤

☆反省☆
楽天オーネットの退会するの忘れた!
ので、今月1万かかる、、、不覚。。

☆明日☆
大学院の勉強の日
なんとしても2週間分づつ全部終わらせる!!

blog用花