両親学級とは、立ち合い分娩のためのみに行われているわけではない。
両親学級で会話を盛り上げる導入方法
両親学級とは、その名のとおり「ママ」「パパ」のための学級である。
私の病院では、立ち合い出産をする際には必ず両親学級を受講する必要があり
両親学級はまた別途料金も発生してくるものである。
その学級を、ただテキストを読む2時間半にするか。
周りの人と会話をし友達を作りながらの2時間半にするか。
は、参加者ではなく、学級を開く者の手腕にかかっている。
というのはわかりきった話であろう。
本日行った両親学級と、前回2週間前に行った両親学級を振り返り、
両親学級で会話を盛り上げるために私が行っているコツを、まとめてみた。
1.笑顔とハキハキとした挨拶
言うまでもないかもしれないが、人間見た目が7割である。
当然、最初の挨拶(もちろん母子手帳を受け取るところからだ。)で有り余るスマイルをみせる。
笑顔が返ってくることはほぼ間違いないであろう。
ただしそこでマスクはしてちゃだめですよー。
2・席替えの実施
これは助産師学校の時に講師に教えていただいた術だ。
私はちょっともじって、「赤ちゃんの予定日席替え」を行っている。
「6月1日生まれの人は一番右側で、どんどん日付順に続いていきます。」
という簡単なもの。
でもこの簡単さが以外とうけるんです。
みんなが、「私はー月です、何日ですか?あ、じゃぁ右に座りますね」みたいに、
会話が自然とできていくんですね。
みていると、そこで何も話さない方は、よっぽどシャイなお父さんくらいでしょうか。
3.パパからママへマッサージをしてもらう
これもベターかもしれないが、意外にほっこりする内容である。
普段、夫婦同士でマッサージをし合う何てことは少ないんじゃないだろうか。
マッサージは大事な非言語コミュニケーションの一つだ。
私は自分から積極的に仲良くなりたい、知りたいと思う人には
自らマッサージを申し出ることが多い。
仕事でも、プライベートでも。
人間、気持ちいいことをしてもらっている相手には心を開く。
コミュニケーションをとることは、夫婦間はもちろん、知りたいと思う相手にも大切である。
そんなこんなでAM・PM各2時間半/AM11組22名、PM10組20名の方と
本日新たにお会いし、素敵な時間が共有できた。
日々自分のコミュニケーション能力と、
こうやったらうまくいったとう成功談を書きとめることで
今後より良い学級やセミナーが行えるであろう。
「両親学級は立ち合い分娩のためだけに行われているわけではない」理由、
それは、その時間を楽しく共有し、仲間を見つける場でもあるのだ。